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日々のお付きあいによる肝臓ダメージ

こんにちは。私、健康成分スルフォラファンにまつわる研究をしております
カゴメ研究開発本部 自然健康研究部 牛田と申します。

毎日の接待や、会社での宴席。
ビジネスマンともなれば立場上断れないお付き合いの機会も自然と増えてきます。

楽しいお酒の場でも毎日だと、
「飲み過ぎが続いて辛い…」なんてことありませんか?

お酒は百薬の長と言われる一方で、アルコールを
代謝する際に肝臓に負担がかかります。
体内に入ったアルコールは、肝臓で分解され、「アセトアルデヒド」
と呼ばれる悪酔いの原因物質になります。

このアセトアルデヒドが体内に蓄積することで、お酒を飲んだ時に顔が
赤くなったり、動悸や吐き気、頭痛を感じたりする原因と言われています。

大丈夫と油断していたら要注意!
肝心要と言われるほど、重要な臓器「肝臓」がアルコールによって
大きな負担を強いられているかもしれません。

人間ドック受診者に占める肝機能異常人口の傾向グラフ

日本人間ドック学会の調査によると、肝機能異常を抱えている人が年々増加傾向にあり、その割合は27年前と比べ約3倍にまで拡大しているそうです。
私は、何とかこの課題を解決できないかと想い、日々研究をしております。
このサイトを通じて、肝臓の機能や、皆さまの日々の生活習慣が肝臓にもたらす影響、そしてその予防方法についてご紹介をさせて頂きます。

日本人は世界でも悪酔いしやすい?

低活性型のALDH2を持つ人の割合

アセトアルデヒドは、主にアルデヒド脱水素酵素(ALDH)と
呼ばれる酵素によって肝臓で酢酸や二酸化炭素、
水などの無害物質に分解され、尿や汗として体外に
排出されますがスムーズに分解されず体内に蓄積されると、
つらい悪酔いの原因となります。

実は、日本人の約44%が、アセトアルデヒドを分解するために必要なALDHの働きが生まれつき弱いか欠損しています。

日本人は世界でも悪酔いしやすい人種だったのです!

“スルフォラファン”が悪酔いの原因物質の分解を促進することをマウスの試験で確認

肝臓の細胞においてスルフォラファンがALDH活性に及ぼす効果

悪酔いの原因物質アセトアルデヒドの分解を促進してくれる有効成分に
「スルフォラファン」 があります。

2013年、”スルフォラファン”が肝臓のアセトアルデヒド脱水素酵素
(ALDH)を活性化させることで、悪酔いの原因物質アセトアルデヒドの
分解を促進させることが明らかになりました。

また、摂取後、時間が経つにつれて、そのチカラが高まることもわかりました。
実はこの「スルフォラファン」は私たちにとって身近なものなんです!
ブロッコリーの新芽の“ブロッコリースプラウト”にとても多く含まれている
ことが発見され、今、話題を呼んでいるのです!

※スルフォラファンは、食品中ではスルフォラファングルコシノレートとして存在しており、体内で分解されることでスルフォラファンに変わります。

※マウスを用いた試験で確認

継続的に摂取すると代謝時間が半分に

スルフォラファンの摂取がマウスのアセトアルデヒド代謝に及ぼす影響

さらにマウスを使用した実験により、スルフォラファンを1週間摂取した
群は、摂取していない群と比較して、約半分の時間でアセトアルデヒドを
分解することが明らかになりました。

ヒト試験においてもスルフォラファンを摂取することでさまざまな解毒
酵素の働きが高まることが確認されており、同様のメカニズムを介する
アセトアルデヒド代謝作用もヒトで再現できる可能性が高いと考えて
います。

悪酔いの原因物質アセトアルデヒドの分解の流れ

  • 飲酒により体内に吸収されたアルコールは悪酔いの原因物質であるアセトアルデヒドに変換されます。
  • 過剰な飲酒によりアセトアルデヒドが体内に蓄積されると頭痛や吐き気などの悪酔い症状を引き起こします。
  • 肝臓内でアセトアルデヒドを分解する酵素(アセトアルデヒド脱水素酵素:ALDH)の働きにより、アセトアルデヒドは酢酸などの無害な物質に分解されます。

アセトアルデヒドを速やかに減らすことができれば、悪酔いの症状を軽減することが期待できます。
スルフォラファンは肝臓内のALDHの働きを高め、アセトアルデヒドの分解を促進する効果があることが
発見されています。

※マウスを用いた試験での確認

カゴメのスルフォラファン研究について

スルフォラファン※1が注目を集めるきっかけになったのは、ジョンズ・
ホプキンス医科大学で、予防医学の研究で有名なポール・タラレー博士による
“効能”の発見でした

ブロッコリーに多く含まれるスルフォラファンが、体内の解毒酵素を
活性化して、肝臓の解毒力を高める働きがあることを証明し、様々な予防効果が
得られることが明らかになりました。

それ以来、カゴメはスルフォラファンの効能に着目し、日夜スルフォラファン
研究に取り組んでいます。

カゴメの研究結果として、 2013年、アメリカの医療分野ではハーバード大学と
並び称されるジョンズ・ホプキンス医科大学との共同研究により、
スルフォラファンが肝臓のアルデヒド脱水素酵素(ALDH)を活性化することで、
悪酔いの原因物質・アセトアルデヒドの分解を促進させる
ことを解明しました。

※1 スルフォラファンは、食品中ではスルフォラファングルコシノレートとして存在しており、体内で分解されることでスルフォラファンに変わります。

悪酔い予防

米国ジョンズ・ホプキンス医科大学との共同研究により、
肝臓の細胞において、スルフォラファンが、アセトアルデヒドの代謝に必要なアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の活性を高める
ことが分かりました。
さらに、マウスを用いた実験により、スルフォラファンを1週間摂取した群は、摂取していない群と比較して、およそ2倍の
スピードでアセトアルデヒドを分解することが明らかになりました。
これらの結果から、スルフォラファンの習慣的な摂取による、悪酔い予防が期待できると考えています。

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